猫は環境の変化やルーティーンの変化にストレスを感じやすい動物です。
来客や引っ越しなど人間の都合もそうですが、季節や気温の変化でもストレスを感じてしまいます。
そして、ストレスから過剰に毛づくろいをして、舐め壊してしまうことも多いです。
今回は、舐め壊しとその対処法について紹介します!
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まとめ
- 舐め壊しは、1ヶ所を執拗に舐め続け、その結果として脱毛したり皮膚炎を起こすこと
- 通常の毛づくろいは問題ないが、舐め壊しはストレスが原因の場合が多い
- 舐め壊しを発見した時は、まずは動物病院で診てもらい、ストレスの原因を探る
- いつもの行動を観察する時は、近づきすぎず猫に気付かれないように横目で見る
舐め壊しとは?
1ヶ所を執拗に舐め続け、その結果として脱毛したり皮膚炎を起こすことを舐め壊しと言います。
通常の毛づくろい(グルーミング)はリラックスして行いますが、過剰に毛づくろいをして舐め壊している場合は猫がストレスを感じているサインです。
舐め壊しの特徴
毛づくろい自体は、猫の通常の行動で問題ありませんが、以下のような状態が見られる場合は、舐め壊しに繋がる可能性があるため、注意してください。
同じ所をずっと舐める
1つ目は、同じ場所をずっと舐めることです。
通常の毛づくろいでは、顔・体・背中・足などいろいろな場所を舐めます。
しかし、ストレスを感じていて、舐め壊す可能性がある場合は、同じ場所をずっと舐めます。
1ヶ所をずっと舐めることで、毛が抜け、皮膚に負担がかかることで皮膚炎に繋がります。
主な場所
舐め壊す主な場所は、前足や後ろ足の内側・肉球・お腹です。
いつも同じ場所を舐めていたり、これらの部分の毛が薄くなっていないか、皮膚が赤くなっていないかを注意深く確認してみてください。
対処法
以下で、舐め壊しを発見した場合の対処法について紹介します。
動物病院で診てもらう
まずは、動物病院で診てもらいましょう。
ここでは、アレルギーやダニの検査などを行います。
これらの検査で問題がないようであれば、ストレスが原因の可能性が高いです。
ストレス源を探る
ストレスが原因の場合は、ストレス源を探りましょう。
- 舐め壊しをし始めた時期に変わったことは無かったか(周辺環境・接し方・気温など)
- 猫に構いすぎていないか
- 舐め壊し以外にも食欲や行動に変化がないか
ストレス源を探る時は、以上のようなことに気を付けて観察してみてください。
近所で工事が始まって音がうるさい・ここ最近頻繁に来客がある・猫のお気に入りのベッドを変えた・気温が下がってきたなど、人間にとっては気にならない事でも、猫にはストレスとなる事もあります。
また、心配だからといつも近くで見る・寝ている所を起こして写真を撮るなども猫にとってはストレスです。
その他にも、舐め壊し以外に食欲や行動に変化がないかも重要です。
体調が悪かったり、痛みがあるとそれがストレスとなって舐め壊しとして現れていることもあるため、注意して観察してみてください。
観察の方法
猫の行動を観察する場合は常に至近距離で見るのではなく、距離を置いて、猫に気づかれない程度に横目で見るようにしましょう。
じーっと見られるのは、それだけで猫にとってストレスになり、猫はパーソナルスペースが広い動物なので近寄りすぎも厳禁です。
猫の方から近寄ってきた時に、たくさん構うようにして、基本的には放っておきましょう。
まとめ
- 舐め壊しは、1ヶ所を執拗に舐め続け、その結果として脱毛したり皮膚炎を起こすこと
- 通常の毛づくろいは問題ないが、舐め壊しはストレスが原因の場合が多い
- 舐め壊しを発見した時は、まずは動物病院で診てもらい、ストレスの原因を探る
- いつもの行動を観察する時は、近づきすぎず猫に気付かれないように横目で見る
猫は些細な変化でもストレスを感じやすいため、いつもと違うことがないか常に観察しておきましょう。
ストレスが溜まり、舐め壊しを起こしている場合は、動物病院で診てもらい、ストレスの原因を探しましょう。
気温や部屋の配置など、いつもと変わったことは無かったか、普段の猫への接し方は問題ないかなどを確認してみてください。
猫にとってのストレスを減らして、猫も人も快適に暮らせると良いですね!
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