猫を飼ったことのある人は、大なり小なり1度は噛まれたことがあると思います。
成猫であれば、あまり痛くないように噛む力を加減してくれますが、子猫は手加減なしで噛んでくることもありますよね。
子猫が噛んでくる理由と、その対処法について紹介するので、噛み癖に困っている人はぜひ参考にしてみてください!
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まとめ
- 噛まれた経験のない子猫は痛みが分からず、本来はきょうだい猫や母猫から教わる
- 子猫が噛んで来る主な理由は、手遊び・恐怖心・八つ当たり・やめてのサイン
- 人間の手で遊んでいると、手=おもちゃと認識するので絶対NG
- 猫をむやみに怖がらせず、怖がっているボディランゲージを見分ける
- 子猫の機嫌が悪い時は、八つ当たりされる可能性があるためそっとしておく
- 撫でている時にいきなり噛んで来るのは猫の習性で、やめてのサインを見逃さないようにする
子猫が嚙んでくる
飼い慣れた成猫であれば、あまり痛くないように手加減をしてくれますが、子猫は手加減なしでがぶっと噛んでくることもありますよね。
遊んでいる時や、撫でている時に急に噛んでくることが多いと思います。
子猫だからと油断していたり、いつか治ると思って放置していると治らない事もあるので、子猫のうちからしっかりと対策をしましょう。
実際、自分が噛まれた経験のない子猫は加減が分からず、本来であればきょうだいや母猫に嚙まれることでその痛みを知りますが、幼少期にそういったふれあいのなかった子猫は特に対策が必要です。
噛んでくる理由
以下で、子猫が噛んでくる理由を4つ紹介します。
手をおもちゃだと思っている
まず1つ目は、飼い主の手をおもちゃだと認識しているためです。
猫は、目の前でカサカサと素早く動くものに飛びかかる習性があります。猫がネズミに飛びかかって狩りをする様子を思い浮かべてもらうと分かりやすいと思います。
このため、人間が手をひらひらとおもちゃのようにして遊ばせていると、手=おもちゃと認識して狩りをしようとします。
恐怖心からの攻撃
猫は大きな音やいつもと違う環境に恐怖を感じて、攻撃をしようとすることがあります。
そのため、ドアを閉める音や物を置く時には大きな音がしないように、生活音にも気を付けましょう。
大きな音に敏感で、常にびくびくする生活だとリラックス出来ず、ストレスの原因にもなります。
八つ当たり
猫は、機嫌が悪い時に八つ当たりすることがあります。
この時に人間が近くにいれば、人間に攻撃し、多頭飼育している場合には他の猫に八つ当たりすることもあります。
撫でるのをやめての意思表示
猫は、本来単独で暮らして来た生き物なので自分の気持ちに正直で、撫でられていても急に嫌になることがあります。
猫からの「もういいよ」のサインを見逃し、撫で続けると急に噛んでくることがあるので、猫からのボディランゲージを見逃さないようにしましょう。
やめさせる方法
以下で、子猫の噛み癖をやめさせる方法を紹介します。
手で遊ばない
猫と手で遊んでいる場合は、今すぐに止めてください。
猫が遊びたそうにしていたり、手に飛びかかってきた時には必ずおもちゃで遊ぶようにします。
猫じゃらし型やカサカサと音が鳴るおもちゃなど、おもちゃにも種類があるので、色々と試してみて飼い猫が好きなものを見つけてあげましょう。
怖がらせない
大きな音を立てたり、むやみに追いかけまわして猫を怖がらせるのも絶対にダメです。
猫が恐怖を感じていたり、不機嫌な時には、耳が後ろに倒れる・瞳孔が開く・目つきが鋭くなるなどの変化があります。
こういった変化を見逃さないように観察して、猫が怖がることは控えましょう。
また、外の音など不可抗力的に猫が怖がる場合は、攻撃的になっている可能性もあるため、猫から離れるようにしましょう。
そっとその場を離れる
ソファーに飛び乗るのを失敗したなど猫にとってイライラすることがあったり、機嫌が悪そうな時には八つ当たりで噛みつかれる可能性が高いです。
そういった時には、そっとその場を離れて猫と距離をとりましょう。
やめてのボディランゲージを読み取る
気持ちよさそうに撫でられていた猫が、いきなり噛みついて来たり後ろ足で蹴ってくる事がありますよね。
これは、愛撫誘発性行動という猫の習性です。習性のため、改善することはなく、猫からのボディランゲージを読み取って対処する必要があります。
しっぽをパタパタと揺らしたり、耳を後ろに倒す・あくびをするといった行動が見られた場合は、猫からのもうやめてのサインです。
これらのサインが見られたら一旦撫でるのをやめて様子を見ます。
そうするとそのまま寝たり、猫の方から離れていくのでその場ではそれ以上構わない方が良いでしょう。
その他
その他には、子猫がびっくりしたタイミングや嚙まれた時の状況をメモしておくと、その傾向が見えてくると思います。
例えば、インターホンの音にびっくりした・寝ている時に触ったなどです。
子猫に噛まれやすい状況が分かってくれば、そういった状況を避けるように対処ができます。
まとめ
- 噛まれた経験のない子猫は痛みが分からず、本来はきょうだい猫や母猫から教わる
- 子猫が噛んで来る主な理由は、手遊び・恐怖心・八つ当たり・やめてのサイン
- 人間の手で遊んでいると、手=おもちゃと認識するので絶対NG
- 猫をむやみに怖がらせず、怖がっているボディランゲージを見分ける
- 子猫の機嫌が悪い時は、八つ当たりされる可能性があるためそっとしておく
- 撫でている時にいきなり噛んで来るのは猫の習性で、やめてのサインを見逃さないようにする
子猫の時期は好奇心旺盛で、いろんなものに噛みつくのはある程度は仕方のない事です。
しかし、この時期に正しい対策をしないと成猫になっても噛み癖が治らないため、状況に合わせて正しく対処しましょう。
手=おもちゃと認識してしまうため、手で遊ぶのは絶対にNGです。どんな時もおもちゃで遊ぶように徹底してください。
また、猫は臆病な性格が多いため、大きな音や生活音は出来るだけしないように注意しましょう。
猫を撫でている時にいきなり噛んで来るのは、習性のため治りません。そのため猫からのボディランゲージを見逃さないようにしましょう。
子猫が嚙んでくる理由と対処法を正しく知って、猫も人も快適に暮らせると良いですね!
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