猫は魚好きとよく言われますが、うちの子はささみの方が好きという場合も多いかもしれません。
では、この「猫は魚好き」というのはどこから来たのでしょうか?
猫は本当に魚が好きなのか?など、猫の食について紹介します!
キャットフードの種類と選び方については、こちら。↷
まとめ
- 猫は魚好きと言われるのは日本だけ
- 子猫の時に味の好みが決まり、食べ物と認識しなかったものは大人になっても食べない
- 猫は本来ちょいちょい食べが基本なので、飼い猫でも1日に2~3回に分けて給餌する
- 猫の体は自分に必要な栄養バランスを本能的に知っており、狩りのために太りすぎないようになっている
猫は魚好き?
以下で、猫は魚好きというイメージについて、紹介します。
魚好きは日本だけ
猫は魚好きとよく言われますが、実はそれは日本だけです。
猫は世界中で飼われていますが、その国や土地で入手しやすい動物性たんぱく質がそのように言われることが多いです。
そのため、日本は魚ですが、アメリカでは牛肉、ニュージーランドでは羊肉を好むと言われています。
好みは子猫時代に決まる
子猫は、母猫が食べる物を食べ物と認識して、自分も食べるようになります。
そして、子猫時代に食べなかったものは食べ物と認識せず大人になっても食べず、食の好みも子猫時代に作られます。
そのため、子猫の時には出来るだけ色々な物を食べさせ、食べられるものを増やしておくと良いです。
子猫の時は食欲旺盛でなんでも喜んで食べていても、大人になったら好き嫌いをするようになる猫もいるため、食べられる物を増やしておくことはとても大切です。
また、子猫の時にネズミやハムスターと仲良くしていた猫は、それらを捕食の対象としないので、仲良く一緒に飼育できることもあります。
本来の食性
猫の祖先であるリビアヤマネコは、1日に10匹程度のネズミを捕食します。
1度に何匹も狩ることはできないため、狩って食べて寝るのサイクルを1日に10回程度繰り返しています。
猫もその習性を受け継いでおり、ちょいちょい食べが基本です。
置き餌は、酸化によって栄養価が低下し、風味が劣化するためおすすめできませんし、飼い猫への1日10回の給餌は現実的ではないので、1日の食事は3~4回程度に分けて与えましょう。
猫の祖先については、こちら。↷
猫は本能的に必要な栄養バランスを知っている?
数十匹の猫に食べたいものを食べたいだけ食べさせると、どの猫もたんぱく質・脂質・炭水化物のカロリー比が52:36:12となるように食べたという実験があります。
このカロリー比は、猫にとって理想的なもので、体重の増減も3%ほどに抑えられていました。
このことから、猫は自分に必要な栄養のバランスを知っていると言えます。猫は狩りをする動物なので、体が重くなりすぎると不利になるためと考えられています。
しかし、飼い猫の場合は狩りをする必要はないですし、肥満猫も存在するため、飼い主がしっかりと管理する必要があります。
まとめ
- 猫は魚好きと言われるのは日本だけ
- 子猫の時に味の好みが決まり、食べ物と認識しなかったものは大人になっても食べない
- 猫は本来ちょいちょい食べが基本なので、飼い猫でも1日に2~3回に分けて給餌する
- 猫の体は自分に必要な栄養バランスを本能的に知っており、狩りのために太りすぎないようになっている
猫は魚好きというのは日本だけで、その国で入手しやすい動物性たんぱく質がそのように言われます。
また、子猫の時に味の好みが決まり、この頃に食べ物と認識しなかったものは一生食べません。
このため、ハムスターや小鳥と仲良く暮らしている猫も存在します。
猫は本能的に自分に必要な栄養バランスを知っていますが、飼い猫の場合は飼い主がしっかりと管理し、肥満にならないように注意しましょう。
猫の食性について知って、猫も人も快適に暮らせると良いですね!
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