2匹目を迎えようと考えている人の中には、先住猫とはどうやって対面させたらいいの?と疑問に思う人も多いと思います。
そんな人向けに、先住猫と新入り猫の対面のさせ方を紹介します。
新たに猫が来て今までの環境と変わるということは、先住猫にとっては大きなストレスとなります。手順を踏んで徐々に慣らしていくことで、そのストレスを最小限にする方法です。
猫の多頭飼育の相性については、こちら。↷
まとめ
- 先住猫と新入り猫を対面させる場合は、先住猫のペースに合わせる
- ケージ越しに対面させた後に、先住猫に近くでご飯を食べさせるなど徐々に距離を縮める
- 先住猫の性格によっても、2匹が慣れるスピードは変わる
- 人が好きな猫でも、猫が好きかは分からないので先住猫の性格を把握することも大切
先住猫とは
先住猫とは文字通り、先に住んでいた猫の事を言います。
先住猫が年上・年下どちらの場合でも、先に住んでいた猫の方が立場が上です。そのため、基本的にご飯をあげる時や構ってあげる時には、先住猫から先に対応します。
飼い主としては新しく来た新入り猫の方に気をとられがちですが、優先順位ははっきりと決め、常に意識することが大切です。
対面のさせ方
先住猫と新入り猫を会わせる場合にはすぐには対面させず、以下の5ステップを踏んで徐々に慣らしていきましょう。
新入り猫をケージに入れ、別々の部屋で過ごさせます。気配や物に付いた匂いだけを感じさせます。
新入り猫をケージに入れた状態で対面させ、先住猫の方から近寄って行くのを待ちます。無理に距離を近づけようとせずに、先住猫のペースに合わせる事が大切です。
ケージにいれた新入り猫の見える場所で、先住猫にご飯を食べさせます。猫は緊張や警戒をしている場面ではご飯を食べないので、先住猫の緊張状態が分かります。
新入り猫が入っているケージの近くで先住猫にご飯を食べさせます。STEP3よりも徐々に距離を近づけて、先住猫がご飯を食べることが出来るかを確認します。
新入り猫をケージから出して、2匹を対面させます。初めての対面では2匹から目を離さず、先住猫が嫌がる素振りを見せたらすぐに新入り猫をケージに戻します。
先住猫のペースに合わせて、徐々に2匹の距離を縮めていくことが重要です。1STEPごとに問題無さそうであれば次に進み、先住猫が嫌がる素振りを見せた場合は、後日もう一度トライします。
最終的にどうしても2匹が仲良くできない場合は、部屋や階を分けて飼育する方法もあります。
注意点
以上に、2匹の猫の対面のさせ方を書きましたが、先住猫の性格によって慣れるスピードは変わります。
保護猫で、元々きょうだい猫や他の猫と一緒に暮らした経験があったり、猫に対して社交的でおおらかな猫は、比較的他の猫を受け入れやすいです。
反対に、神経質で1匹で過ごすのが好きな猫は、より慎重に対面させる必要があります。
また、人に対してはフレンドリーな猫でも猫嫌いな猫もいるため、先住猫の性格をよく把握しておくことも大切です。
人間でも、人は苦手だけど猫は好きという人も珍しくないですよね。
まとめ
- 先住猫と新入り猫を対面させる場合は、先住猫のペースに合わせる
- ケージ越しに対面させた後に、先住猫に近くでご飯を食べさせるなど徐々に距離を縮める
- 先住猫の性格によっても、2匹が慣れるスピードは変わる
- 人が好きな猫でも、猫が好きかは分からないので先住猫の性格を把握することも大切
先住猫の性格によっても多少変わりますが、見知らぬ猫同士を対面させる場合は、時間をかけて徐々に距離を詰めるようにします。
直ぐに対面させると、喧嘩になる可能性があり、先住猫にとって大きなストレスとなります。
猫同士の対面は先住猫のペースに合わせて行い、優先すべきは先住猫です。2匹目を迎える際は、ワクワクして「すぐにでも会わせたい」「仲良くしてほしい」と思うと思いますが、先住猫の気持ちを第一に考えてあげましょう。
2匹が無理なく対面できて、猫も人も快適に暮らせると良いですね!
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