猫好きさんの中には、猫って耳が良い?耳の掃除って必要?と疑問に思うことがあると思います。
猫の耳って大きくて目立つけど、どうしていいかよく分からないですよね。
そんな人向けに、猫の耳について紹介します!
猫の目については、こちら。↷
まとめ
- 猫は顔の大きさに対して耳が大きく、耳は毛に覆われている
- 猫の耳は、音を感知する・体温調節・平衡感覚を保つ・感情表現などの役割がある
- 基本的には猫の耳掃除は不要
- 白猫で目が青い場合は、聴覚障害を持つ場合が多い
猫の耳とは
猫の五感の中でも、特に優れているのが聴覚です。
写真からも分かるように、猫は、顔の大きさに対して大きな耳を持っています。
また、耳は毛に覆われています。
耳の役割
猫の耳には、以下の役割があります。
音を感知する
人間と同じで、猫も耳で音を感知します。
猫は64,000Hz~85,000Hzの高周波数の音も感知でき、ネズミの発する高周波音も感知できると言われています。
また、耳の周りにはたくさんの筋肉があり、耳の向きを自由自在に変えることが出来ます。そのため、ネズミが動き回っても居場所を正確に把握できるのです。
左右の耳を別々の方向に向けることもでき、180度回転させることも出来ます。
人間はあまり耳を動かすことは出来ないので、180度も回転させれるのは憧れますね!
体温調整
猫の耳には、多くの毛細血管があります。
この毛細血管を拡張・収縮させることによって体温の調整をしています。
そのため、猫の耳を触ると暑い時には熱く、寒い時には冷たく感じます。
平衡感覚を保つ
猫は、耳の内部の三半規管によって平衡感覚を保っています。
タンスやキャットタワーなどの高い場所から飛び降りても、きちんと着地が出来るのは猫の平衡感覚が優れているためです。
これは、木の上などの環境に適応したためと考えられています。
感情表現
猫の耳は感情表現にも使われます。
怒っている時には、写真のように耳を少し後ろに向け、怯えている時には最大限耳を後ろに倒します。
また、感情表現は、耳の動きだけでなく、目や口元にも同時に現れます。
怒っている表情もかわいいですね!
耳掃除は必要?
基本的には、猫の耳掃除は不要です。
ただし、汚れが目立つ場合はコットンなどで優しく拭き取ってあげましょう。その時に無理に奥の方まで拭いてしまうと耳を傷つける恐れがある為、手前の見える範囲のみ拭くようにします。
耳の中は傷付きやすいため、注意して掃除してあげましょう。
また、折れ耳の猫は耳の通気性が悪く、内側に汚れが溜まりやすいため定期的な耳掃除が必要です。
異常に耳を掻いていたり、赤く炎症が見られる場合には耳ダニなどの病気の可能性もあるため、動物病院で診てもらうことをおすすめします。
その他
猫の目の色や毛の色は、聴覚と遺伝的な関係があります。
そのため、白い毛で目が青い猫は聴覚障害を持つ個体が多いです。
真っ白の猫は珍しいですが、こんな特徴もあるんですね!
まとめ
- 猫は顔の大きさに対して耳が大きく、耳は毛に覆われている
- 猫の耳は、音を感知する・体温調節・平衡感覚を保つ・感情表現などの役割がある
- 基本的には猫の耳掃除は不要
- 白猫で目が青い場合は、聴覚障害を持つ場合が多い
猫の耳は顔に対して大きくて目立ち、ピンと立っていてかわいいですよね。
猫の耳には、音を感知する・体温調節・平衡感覚を保つ・感情表現など様々な役割があり、人間よりも広い音域の音を感知できます。
どおりで猫は寝ていても、おやつの袋の音を敏感に感じ取っている訳ですね。
猫の生態に関する他の記事もたくさんあるので、ぜひ参考にしてみてください。
猫の生態をきちんと理解して、猫も人も快適に暮らせると良いですね!
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