保護猫を迎えたばかりの人の中には、全然慣れてくれなくて不安に思っている人も多いと思います。
野良猫と言っても、元々人からご飯を貰っていたり、人と接していたのかどうかや親猫の性格の影響もあり、その人慣れ具合は様々です。
そこで、保護猫を迎える際の心構えや、慣れてくれない場合の対処法を紹介します。
まとめ
- 保護猫の背景は様々でそれによって人慣れにかかる時間も変わる
- 猫の性格によっても人慣れのしやすさは変わる
- すぐに近づいたり触ろうとはせず、猫のペースに合わせる
- 猫の人慣れには数ヶ月~年単位で時間がかかる事もある
保護猫の背景
保護猫と言っても、その背景は様々あり、それによって人への慣れ具合も様々です。以下に、その例を記載します。
野良猫
住宅街などに居た野良猫は、そのほとんどが外で人間からご飯を貰って生きてきた猫が多いです。
その為、ご飯をくれる人には懐いている場合があり、そうした猫は比較的人慣れしやすいです。
一方、外でのけ者にされていたり、虐待されていた経験のある猫は人慣れに時間がかかるケースが多いです。
また、外の環境は危険が多いので、野良猫は警戒心が強くないと生きていけません。その為、人慣れに時間がかかるのは、外で懸命に生きてきた証とも言えます。
多頭飼育崩壊
多頭飼育崩壊の現場では、一応飼育されているので、人には慣れている事があります。その為、人慣れも十分に期待できます。
ただし、近親交配で生まれている個体が多く、遺伝子疾患などにより生まれつき疾患を持っている可能性が高まります。
元繁殖猫
悪徳ブリーダー等の出身の保護猫も、一応飼育されていたので人に慣れている事が多いです。
劣悪な環境であっても、人からご飯を貰っていればある程度は慣れているものです。
慣れるのにどのくらいかかる?
人に慣れるまでの時間は、その猫がどのような環境に居たかによって様々です。数ヶ月で慣れる猫もいれば、年単位で時間のかかる猫もいます。
また、高齢の猫よりも若い猫の方が環境適応力があるので、若ければ若いほど慣れやすくなります。
環境によらず、元々の個体の性格も関係しているので、兄弟で同じ環境出身でも人慣れにかかる時間は変わってきます。
ですが、どんな猫でも時間をかければ徐々に慣れてくるものです。根気よく接していれば、猫にとってその環境が当たり前になります。
どうやって慣らす?
人に慣れていない猫を慣らすには、とにかく時間がかかることを覚えておきましょう。逆に時間をかければほとんどの猫は人に慣れます。
基本の姿勢として、構いすぎず猫の方から興味を持ってもらうのを待ちましょう。人は怖い・嫌なことをしてくる存在ではないと猫に認識してもらうことが大切です。
詳しくは、こちらの記事を参考にしてくだい。↷
その他
保護団体からの譲渡であれば、ある程度人に慣らした状態で譲渡されていると思います。
保護団体に居た=人と関わった経験はあるため、概ね数ヶ月で慣れると思います。
人に慣れていると言っても、攻撃してこない・触れる・抱っこ出来るなどその程度は様々なので、譲り受ける前にしっかりと確認しておきましょう。やはり経験がある猫は慣れるのが早いです。
まとめ
- 保護猫の背景は様々でそれによって人慣れにかかる時間も変わる
- 猫の性格によっても人慣れのしやすさは変わる
- すぐに近づいたり触ろうとはせず、猫のペースに合わせる
- 猫の人慣れには数ヶ月~年単位で時間がかかる事もある
まず、保護猫は慣れるのに時間がかかるものです。すぐに慣れてくれればラッキーくらいに思っておきましょう。
人慣れにどのくらい時間がかかるのかは、その猫が保護された経緯や、今までの生活環境・その猫の性格など様々な要因が関わってくるので一概には言えませんが、おおむね数ヶ月~年単位です。
猫のペースに合わせて、ゆっくりと時間をかけて慣らせば、どんな猫でも徐々に心を開いてくれます。焦らず、根気よく待ちましょう。
猫のペースに合わせて、猫も人も快適に暮らせると良いですね!
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