猫を飼っていれば、トイレの失敗や家具での爪とぎ等、困ったことも多いですよね。
そんな猫の困った行動をしつけるにはどうしたら良いのか?対策を紹介します!
まとめ
- 猫にしつけは難しい
- 猫は単独行動なので、犬よりも他とのコミュニケーションを取らない動物
- 問題行動には、しつけではなく物理的な対策をする
- トイレの失敗や家具での爪とぎは猫の習性を利用して対策をしたり、ストレスを疑う
しつけとは?
そもそもしつけとは、飼い主や他者と快適に暮らすマナーを動物に学習させることです。
犬のように散歩などで他者との接触がある場合は、他者に危害を加えない事や迷惑をかけないようにしつけることが大切とされています。
しかし、猫は基本的には飼い主以外の他者との接触はないため、飼い主と家の中で快適に暮らすためのマナーと言えます。
猫にしつけは出来る?
犬とは違い、猫にしつけは難しいと言われています。
猫も自分の事や声のトーンで注意されている事を認識することは出来ますが、犬のようにおすわりや横について歩く等のしつけは難しいです。
猫にしつけが難しい理由
猫は、単独行動で狩りも一人で行います。群れの仲間と協力して狩りをする犬とは違い、他とコミュニケーションを取ったり、従うことなく生きてきました。
そのため、そもそも他者に従うしつけや訓練は難しいのです。
これは、すべての猫が持つ習性なので変えることは出来ませんし、猫自身もコントロールできるものではありません。
困りごとの対策は?
しつけが難しい猫ですが、人間と一緒に暮らす上で困りごともありますよね。そんな時は、猫の習性を利用して対策をするか、物理的に防ぐことが有効です。
トイレの失敗
猫がトイレを失敗する場合は、そのトイレが気に入っていない場合やストレスなどが考えられます。
猫の粗相に関しては、別の記事で詳しく書いているので、参考にしてください。↷
家具での爪とぎ
そもそも、爪とぎは猫の習性なのでやめさせることは出来ません。その為、専用の爪とぎを用意する必要があります。
爪とぎを用意すれば、ソファーや家具での爪とぎを減らすことが出来ます。すでに爪とぎをされている場所があれば、その近くに設置すると良いです。
また、猫はご飯や排せつの後に爪とぎをすることが多く、お気に入りの場所が決まっていることも多いです。そのため、飼い猫の行動をよく観察して爪とぎの設置場所を工夫してみましょう。
爪とぎの素材も、麻・段ボール・布などいくつか種類があるので、お気に入りを見つけてあげましょう。
その他
猫の問題行動の原因が、ストレスであることも少なくないです。その為、問題行動そのものの対処と同時に、猫がストレスを感じるような事がないか確認してみてください。
猫がストレスを感じる場面として、以下のような事が考えられます。
- 引っ越しや模様替え
- お客や子供の誕生など、知らない人が増えた
- 気温や湿度
- 生活習慣(周辺の音や留守時間など)の変化
- ニオイ
- 静かな寝床や高い場所があるか
猫はいつもと同じ事を繰り返し行うことに安心感を覚えます。その為、人の出入りや気温・ニオイ・音などいつもと違うことが無かったか、注意してみてください。
まとめ
- 猫にしつけは難しい
- 猫は単独行動なので、犬よりも他とのコミュニケーションを取らない動物
- 問題行動には、しつけではなく物理的な対策をする
- トイレの失敗や家具での爪とぎは猫の習性を利用して対策をしたり、ストレスを疑う
猫は単独で行動する動物の為、他とのコミュニケーションが犬ほど得意ではないので、しつけは難しいです。
問題行動が見られる場合は、生活習慣の変化が無かったか確認し、猫の習性を利用して対策をします。それでも改善されない時には、物理的に対策しましょう。
問題行動の改善や、飼い猫を理解するためにも、猫の習性や生態を理解することは重要です。この記事以外にも、猫の習性や生態について他にもたくさんの記事があるので、ぜひ参考にしてください!
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