猫を飼っている人の中には、猫のお腹のたるみ何?と疑問に思う人も多いと思います。
犬にはないたるみで、太った?なんかの病気?と気になりますよね。
このたるみは通称ルーズスキンと言って、内臓を守るためにすべての猫が持っています。
そんなお腹のたるみ(ルーズスキン)について、紹介します!
猫のしっぽについては、こちら。↷
まとめ
- 猫のお腹のたるみは、ルーズスキンと呼ばれる
- ルーズスキンがあっても、太っているわけではない
- ルーズスキンには、お腹を守ったり、皮膚の突っ張り防止の役割がある
- 猫の肥満はボディコンディションスコアでみる
猫のお腹のたるみは何?
正式名称プライモーディアルポーチ(primordial pouch)、通称ルーズスキンと呼ばれる皮膚のたるみです。脂肪ではないので、太っているわけではありません。
オスメス関係なく全ての猫が持っていますが、子猫は未発達の場合が多いです。
たるみにはどんな役割がある?
ルーズスキンには、以下のような役割があります。
お腹を守る
ケンカなどで、急所であるお腹を攻撃された場合に、内臓を守る役割があります。
ルーズスキンは、お腹の表面を覆っているので、噛みつかれたり、少々引っかかれたりした程度では攻撃は内臓まで届きません。
素早く動く
普段はたるんでいるお腹ですが、ジャンプした時にはこのルーズスキンが伸びることで、お腹が突っ張らず思いっきり手足を伸ばすことが出来ます。
保温
ルーズスキンは、保温の役割もします。
たるんだお腹は内臓まで冷えるのを防いでいます。人間で言うと、腹巻の様なものですね。
体温が下がると免疫力も低下するので、特に外で暮らす野良猫には死活問題となります。
ルーズスキンと肥満の見分け方は?
環境省が出している、ボディコンディションスコア(BCS)を使って肥満気味かどうか見分けることが出来ます。
ボディコンディションスコアとは、見た目と触った状態から体型を評価した指数です。BSC3が理想的です。
下の段が猫のものです。体を触ると肋骨を感じることができ、腰部分がわずかにくびれているのが理想的な体型です。
ルーズスキンがどのくらいあるかは関係なく、ルーズスキンがあっても理想体重であればくびれもあります。
猫も人間と同じように瘦せすぎでも太りすぎでも健康に良くないので、適度な体重を維持できるように日頃の食事や運動に気を付けましょう。ただし、ダイエットや療法食の使用は獣医師の指導の下、実施するようにしましょう。
ボディコンディションスコアは、人間で言うBMI(ボディマス指数)のようなものですね。
まとめ
- 猫のお腹のたるみは、ルーズスキンと呼ばれる
- ルーズスキンがあっても、太っているわけではない
- ルーズスキンには、お腹を守ったり、皮膚の突っ張り防止の役割がある
- 猫の肥満はボディコンディションスコアでみる
猫に詳しくない人の中には、お腹がたるんでいるから太っている?病気かも?と不安に思うかもしれませんが、これはすべての猫が元々持っているものなので心配ありません。
ルーズスキンには、ケガやジャンプした時に皮膚が突っ張られるのを防ぐなどの役割があります。
また、肥満かどうかを見るには、ボディコンディションスコアという指数を使います。猫も人と同じように痩せすぎや太りすぎは健康に良くないので、しっかりとした管理が必要です。
猫も人も健康でストレスなく暮らせると良いですね!
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