最近、SNSなどでは猫にハーネスを付けて散歩している人もいますよね。
特に元野良猫で、外で暮らしていた経験のある猫は頻繁に外に出たがることも多いです。
そんな猫の散歩について、紹介します!
猫のケージについては、こちら。↷
まとめ
- 猫に散歩は不要
- ハーネスは脱走のリスクが大きい
- 外では、交通事故や感染症のリスクがある
- 散歩よりも、室内で運動不足やストレス削減の工夫を
猫に散歩は必要?
猫に散歩は不要です。
猫に散歩が不要な理由
猫を飼ったことがある人は分かるかと思いますが、猫はパニックを起こしやすい動物です。また、本来群れではなく、単独で生活しているためしつけや他者の指示通りに動くということが本能的に難しいです。
そういった猫の特性や、下記のような事から、猫にとって野外の散歩はとてもリスクがある為、控えましょう。
交通事故
散歩の際にハーネスを付けていても、猫がパニックを起こして暴れまわり、ハーネスが抜けてしまうことがよくあります。
ハーネスが抜けてしまえば、道路に飛び出して事故に遭う可能性が高まります。人と動物の共生センターが出している調査結果からも、どれだけ猫の交通事故死が多いかが分かります。
参考:全国猫のロードキル調査
感染症
散歩中に逃げ出して、他の猫と接触(ケンカや交尾など)すれば感染症にかかるリスクもあります。また、ノミやダニを介した感染症や農薬などの有害物質に触れる危険も高まります。
猫が運動不足にならない為に
猫に散歩は必要ないですが、運動不足にならないように室内環境の工夫が必要です。室内の環境を整える際には、猫本来の行動が出来ることが重要です。
キャットタワーを置いて、駆け上がったり飛び乗るといった上下運動が出来るようにしたり、静かで狭い所にベッドを置いて身を隠せる(安心できる)場所を用意するなどが有効です。
家族だけの空間であっても、猫にとって隠れる場所があることは身体的だけでなく、精神的にも大きな安心に繋がります。
猫が外に出たがる時はどうする?
猫が外に出たがる時は、下記の対策をやってみてください。
特に、元野良の保護猫は外の世界を知っており、室内の環境に慣れないうちは頻繁に外に出たがることがあります。避妊去勢をして、室内が安全で快適なことが分かれば、徐々に外に出たがらなくなってきます。
また、外に出たがるからと言って散歩をさせていれば、ずっと外に出たがりますし、そのうち室内にいるのがストレスとなってきます。そうなれば、何のために外の野良猫を保護したのか分かりませんよね。そうならない為に、野良猫を保護する際は、今後外に出さない覚悟をもっていなければなりません。
様子を見る
保護したばかりの野良猫が、外に戻りたがるのは自然なことです。今まで外で暮らしていたので、外の方が慣れていて安心できるのでしょう。ですが、室内が快適で安心できる場所になればそれも徐々に減ってきます。従って、まずは様子を見てみましょう。
遊ぶ
猫も運動不足はストレスの原因となる為、最低でも1日15分はしっかりと遊ぶ時間を作りましょう。遊ぶ際は、走らせたり、ジャンプさせると体全体がしっかり使えて、良い運動になります。
生活環境を見直す
上記にもありますが、室内を猫にとって快適で安心できる場所にすれば、外に出たがらなくなってきます。その為、猫の生活環境を習性に合ったものに見直す必要があります。
キャットタワーやキャットウォークはありますか?静かで狭い隠れられる寝床はありますか?
窓枠に脱走防止策を付ければ、脱走の心配がなく、外の空気や景色を楽しめるため、猫にとって良い娯楽になります。
まとめ
- 猫に散歩は不要
- ハーネスは脱走のリスクが大きい
- 外では、交通事故や感染症のリスクがある
- 散歩よりも、室内で運動不足やストレス削減の工夫を
猫はパニックになりやすく、しつけも難しいため、散歩は不要です。
リスクの高い散歩よりも、室内の生活環境を見直して運動不足解消やストレスなく生活できる工夫をしましょう。
飼い猫の健康を守り、猫も人も快適に暮らせると良いですね!
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