猫って、よく毛づくろいをしていますよね。
ご飯を食べた後や、トイレをした後だったり、1日に何度も毛づくろいをしていると思います。
今回は、そんな猫の毛づくろいについて紹介します!
毛づくろいは、猫にとってとても大事なことなので、よく理解しておきましょう。
猫のその他の習性については、こちら。↷
毛づくろいって?
※音は消しています
毛づくろいとは、体の毛を自分自身で舐める行為です。動画のように顔や前足だけでなく、お腹や背中など全身を舐めます。
また、猫は起きている時間の1/3~1/2を毛づくろいに費やすと言われています。
どうして毛づくろいをする?
猫が毛づくろいをするのには、下記のような意味があります。
ノミを落とすため
猫は、ノミを落とすために毛づくろいをします。ノミは、皮膚炎や感染症などの原因となるので猫にとっては厄介な存在です。その為、定期的に毛づくろいをしてノミを落とします。
自分のニオイを消すため
猫は本来、鳥やネズミなどを狩って食べていました。鳥やネズミを狩る時は、獲物に気づかれないように身を潜めて仕留めますが、体臭が強いと獲物に自分の存在を知られてしまう可能性があります。その為、自分のニオイを消すために毛づくろいをするのです。
自分自身のニオイによって狩りの失敗が続けば食べ物が得られず、猫にとっては死活問題となります。
飼い主と自分のニオイを混ぜるため
飼い主が猫を撫でると、直後に触った部分を毛づくろいする猫もいます。これは、飼い主と自分のニオイを混ぜるために行う毛づくろいです。猫は好きな人(飼い主)と自分のニオイが混ざっていると安心するので、この様な行動をとります。
また、撫でられて乱れた毛並みを整える意味もあります。
気分を落ち着かせるため
猫は何かに失敗した時に、気分を落ち着かせるために毛づくろいをします。この行動は、転位行動と呼ばれます。
詳しくは、こちらの記事を参照してください。↷
毛づくろいをしない猫もいる?
子猫や高齢猫の中には、自分で毛づくろいをしない(出来ない)猫もいます。自分で毛づくろいをしない猫は、毛艶が悪くなったり毛玉ができやすくなるので、人の管理が必要です。
子猫は、親猫が毛づくろいをしてあげていれば大丈夫です。また、毛がまだ少なく絡まることもないですが将来的にブラッシングにも慣れておいて欲しいので、ラバーブラシなど柔らかいブラシでブラッシングしてあげると良いです。
高齢猫の場合は、2~3日に1回はブラッシングをして、しっかりと毛をとってあげましょう。
ブラシ紹介
毛づくろいをしない猫だけでなく、毛づくろいをする猫でも、定期的にブラッシングをして毛を取ってあげる必要があります。
ブラッシングが足りないと、毛づくろいで大量の毛を飲み込んでしまいます。大量の毛がお腹に溜まると、消化不良やその他の病気を引き起こしやすくなるので注意しましょう。
おすすめのペットブラシは、こちら。↷
長毛猫など、毛量が多い猫におすすめです。換毛期などは、結構ごっそり抜けます。
ワンタッチで抜けた毛を回収できるので、便利です。一般的な短毛種におすすめです。
異常な毛づくろいの見分け方
ストレスやかゆみなどから、異常なほど毛づくろいをしてしまう場合があるので、注意してください。
毛が無くなるほど毛づくろいをしていたり、ずっと同じ場所を舐め続けている場合は、一度動物病院で診てもらうことをおすすめします。
まとめ
- 猫の毛づくろいは、足やお腹など全身の毛を舐めるしぐさ
- 毛づくろいは、ノミを落としたり体臭を消すために行う
- 毛づくろいだけでなく、人がブラッシングしてあげることも大切
- 異常な毛づくろいが見られた場合は、直ぐに病院で診てもらう
毛づくろいには、ノミ対策やニオイ消しなど様々な役割があり、猫にとってとても大事な行動です。
猫を飼っている人の中でも、毛づくろいのしぐさが好きな人も多いと思います。かわいいですよね。
毛づくろいのしすぎや、しなさすぎに注意して、飼い主がブラッシングしてあげるなど、猫の為にも人の為にも適切な飼育をしたいですね!
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