保護猫を迎えたばかりの家庭では、猫がよく鳴くのはあるあるですよね。
マンションなどの集合住宅では近所迷惑にならないかと考えたり、鳴き声で寝不足になる場合もあるかもしれません。
猫が鳴く理由とその対処法を紹介するので、保護猫を迎えたばかりで困っている人は参考にしてみてください。
保護猫の慣らし方については、こちら。↷
猫の鳴き声
猫は、こんな感じで鳴くことが多いと思います。
これは、YouTubeで「猫 鳴き声」と検索して出てくる動画です。
飼い主を見ながらうろうろして、何かを訴えているように感じますね。
この動画のように、こちらを見ていたり、ご飯の方を見ていたりという細かい行動にも注意して猫を観察してみてください。
保護猫が鳴く理由
保護猫が鳴く理由には、下記のような事が挙げられます。
ストレスや不安
保護猫は元野良のこも多く、人自体にも慣れていないだけでなく、そもそも猫は環境の変化を好みません。
新しい人や家などの環境に慣れない不安やストレスを感じ、鳴いている場合があります。
部屋をうろうろしながら鳴いている場合は、不安やストレスが原因かもしれません。
ご飯が欲しい
お腹が空いていて、ご飯が欲しくて鳴く場合もあります。
野良の環境下では鳴くと自分の居場所を知られてしまうため、繁殖の時期や子育て以外では滅多に鳴きませんが、飼い猫は飼い主に対して要求がある場合に鳴くことがあります。
いつもご飯を食べている場所や、ご飯を収納している棚を見ながら鳴いている場合は、ご飯が欲しいのでしょう。
遊びたい
上記のご飯が欲しい時と同様で、飼い主に対して遊びたいという要求がある時にも鳴くことがあります。
その他
他には、「ドアを開けてほしい」や「トイレを片付けてほしい」など何かしらの要求がある場合に鳴くことが多いです。
また、飼い主の姿が見えなくなるとずっと鳴き続けるといった状況の場合は、分離不安症になっている可能性があります。
対処法
上記で説明したように、猫は何かしらの要求があって鳴いている場合がほとんどなので、何をして欲しがっているのかを観察し、対応してみてください。
ただし、肥満に繋がるのでご飯のあげすぎには注意しましょう。規定量あげていれば栄養は十分に取れているので、追加は不要です。野良の環境下ではいつご飯が食べられるかわからないので、飼い猫になった直後はいつもご飯を欲しがり、ご飯に執着する猫が多いです。もっともっとと要求されても、飼い主が適切なご飯の量を管理しましょう。
また、外を見ながら鳴いているのを見ると「外に出たいのかな?」と感じると思います。保護して間もない元野良猫は、外の環境に慣れているので出たがるかもしれませんが、交通事故や感染症にかかる等の危険があるため外に出すのはおすすめしません。脱走防止柵を設置した窓から外を眺められるようにしたり、サンルームなどは脱走の危険が少なく安心です。
分離不安になっているかもしれないと感じたときは、みまもりカメラなどで飼い主がいない間の猫の様子を確認したり、その様子を動物病院で診てもらうことをおすすめします。
トイレの変化や室内の温度(暑すぎ寒すぎ)もストレスの原因になるので、飼育環境を整えることも大切です。
まとめ
- 猫が飼い主に向かって鳴く場合は、何かしら要求していることが多い
- 要求を見極めて対応し、様子を見る
- 猫がストレスを溜めないよう、飼育環境を整える
猫は本来あまり鳴かない動物ですが、鳴いているということはストレスや不安・何かしらの要求を飼い主に訴えていることが多いです。
ストレスを溜めないように飼育環境を整えたり、動きや目線から猫の要求を見極めて対応しましょう。原因が分からず、ずっと鳴き続けている場合は一度動物病院で相談すると良いと思います。
猫も人もストレスにならない、快適な暮らしが出来ると良いですね。
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