預かり猫がうちに来た!の記事でも紹介したように、うちに保護猫がやって来ましたが、来た当初はご飯を食べず不安な日を過ごしました。
猫を迎えたばかりの人向けに、猫がご飯を食べない原因と対策・病院へ行く目安などを紹介します。
ご飯を食べない事とトイレをしない事はセットで起こることが多いので、トイレをしない原因と対策も紹介します。
預かり猫についての記事は、こちら。↷

まとめ
- ご飯を食べないのは、知らない環境へのストレスや警戒が原因
- ご飯を食べない場合は、構いすぎず、人目につかないようケージにカバーをする
- トイレをしないのは、トイレが小さすぎたり、人への警戒が原因
- トイレをしない場合は、トイレを大きいものに交換したり、人目につかないようケージにカバーをする
ご飯を食べない原因
迎えたばかりの猫がご飯を食べない原因として、下記のような事があげられます。
- 環境が変化したことによるストレス
- 知らない場所・人を警戒している
- 好きなご飯ではない
一番よくある原因は、環境の変化によるストレスです。特に猫は、環境の変化が苦手と言われており、慣れない場所が苦手です。
知らない場所や知らない人も苦手で、知らない環境にいること自体にストレスを感じてしまいます。
また、好きなご飯でない場合や食べ慣れていないご飯の場合も食べないことがあります。
保護猫の場合は、今まで餌やりさんから貰っていたご飯や、まぐろ・かつお・サーモン・ささみ・ターキーなど猫の好みのご飯でない場合も食いつきが悪くなります。

ご飯を食べない場合の対処法
迎えたばかりの猫がご飯を食べない場合は、以下の事を試してみてください。
液体状のご飯をあげる
迎えたばかりの猫がご飯を食べない時は、ちゅーるの様な液体状のご飯をあげると食べてくれることが多いです。
液体状のご飯は、匂いが強く、猫にとって嗜好性が高いです。
また、ドライフードよりも水分量が多く、不足している水分も一緒に摂ることが出来ます。
おやつなどの一般食ではなく、総合栄養食ちゅーる等であればきちんと栄養も摂ることが出来ます。
ただお皿に出して置いておくだけでは食べない事が多いので、目の前に差し出しても食べない場合は、鼻に付けると自分で舐めとり、美味しさに気付いて食べ始めます。
無理やりのように感じますが、1度ちゅーるのおいしさを知ってお腹が空いていることに気が付くと、その後ドライフードを自ら食べてくれることもあります。
液体状のご飯にも様々な味があるので、元々ご飯をあげていた人がいる場合は、猫の好みの物や味を聞いておきましょう。


総合栄養食で、栄養と水分を一緒に摂れます
ケージにカバーを掛ける


写真のように、ケージ全体を布などで覆い、人目につかないようにすることで猫はリラックスすることが出来ます。
猫は元々暗くて狭い場所が好きなのでカバーを掛けることで安心します。
トイレ掃除やご飯などお世話するときも、猫に興味がないふりをして、淡々と行います。
猫はじっと見られることを嫌うので、関心がないようにみせ、横目で確認するくらいにしておきましょう。
ケージにカバーを掛けて人目につかないようにすると、猫は慣れやすくご飯も食べてくれやすくなります。



人の目があると、猫は緊張してしまいます
トイレをしない原因
ご飯を食べないと、もちろんトイレの回数も少なくなりますが、トイレをしない原因としては、主に下記のような事があげられます。
- トイレが小さすぎる
- 人気が多く、リラックスできない
- ご飯を食べていないので、出ない
猫は、砂の上で排泄する習性があるので、トイレを教えなくても、砂を用意しておけば勝手に覚えてくれます。
子猫などのトイレを始めて使う猫や、粗相をしてしまう猫の場合は、おしっこを拭いたティッシュなどを砂の上に置いて、自分の排せつ物の臭いを砂に付けておくと自然と覚えます。
ただし、猫の体格に対して、トイレが小さすぎると使ってくれないことがあります。
猫がトイレの中で回転して、向きを変えることが出来るほどの大きさは必要です。
ご飯を食べない理由と同じですが、人目が多い場合猫は緊張してトイレをしないことがあります。
トイレ中は無防備になるので、周りの安全には特に注意しているのです。
また、単純にご飯をや水を飲んでいないので出るものがない場合もあります。当然ですが、この場合はご飯を食べてもらうことが先です。


トイレをしない場合の対処法
- トイレを身体に合ったサイズに変更する
- ケージ全体を布で覆い、人目につかないようにする
- ご飯を食べてもらえるよう、上記対策をする
猫がトイレで回転して向きを変えることができるくらいの、大きなトイレへ変更するとトイレをすることがあります。
また、猫砂にも好みがあるので鉱物系や紙系・木材系、何でも食べてしまう子猫なら、おから系など、を試してみてください。
周りを警戒してご飯を食べない事があるのと同じように、周りを警戒してトイレをしない場合があります。そのため、トイレやケージを布で覆い、人目につかないようにしましょう。



トイレ環境は猫によって好みがあります。
病院へ行く目安
生後2ヶ月ほどの子猫がご飯を食べない期間が、半日ほどあれば病院へ行った方がよいでしょう。
このころの子猫は胃が小さく、1度にたくさんの量を食べられないため、1日3~4回に分けてご飯を与える必要がありますが、半日も経つとエネルギー不足や脱水になってしまいます。
一般的に子猫の方がご飯への執着が強く、お皿に置いておくだけで食べる事が多いです。
子猫は活発で、ご飯にもすぐに食いつくくらいが普通で、正常です。
そのため、子猫がご飯を食べず、じっとしている場合は体調が悪いことが多くあるので、早めに病院で診てもらいましょう。
また、1歳以上の成猫の場合3日ほど食べない飲まない状態が続いた場合、病院で診てもらいましょう。
最初は、人の気配が無くなった深夜にご飯やトイレをすることが多いですが、排泄が全くない場合、膀胱炎やその他の病気に繋がることもあるので、3日ほど様子を見て、ご飯を食べず変化がないようであれば病院へ行った方がよいでしょう。


まとめ
- ご飯を食べないのは、知らない環境へのストレスや警戒が原因
- ご飯を食べない場合は、構いすぎず、人目につかないようケージにカバーをする
- トイレをしないのは、トイレが小さすぎたり、人への警戒が原因
- トイレをしない場合は、トイレを大きいものに交換したり、人目につかないようケージにカバーをする
お家に来たばかりの猫が何日もご飯を食べてくれない・トイレをしてくれないと、とても不安になりますよね。
猫は環境の変化にストレスを感じるので、新しい環境で緊張することはよくある事ではありますが様子を見つつ、構いすぎないようにそっと見守りましょう。
人目があるとストレスを感じて、警戒してしまう猫も多いので、そんな時にはみまもりカメラを設置すると便利です。
みまもりカメラについては、こちら。↷




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